Ｖリーグ茂原アルカス廃部を発表

　2005.12.28茂原アルカスは今シーズン限りの女子バレーボール部の廃部を発表した。選手には前日の27日に廃部が伝えられ、涙ぐむ選手も多かったそう。本体の日立ディスプレイズが二期連続で数百億円の損失を計上し、様々なリストラ策が検討され、年間一億五千万円ほどとされる女子バレーボール部の運営費にもメスが入ったということだろう。
　スタッフを含めたチーム全体で引き取ってくれるところがあれば最善であるが、これも残り試合の成績しだい。現在最下位にあえぐチームにはたいへん苦しい状況であるが、この危機をバネに2Leg、3Legを戦って欲しい。また、Ｖリーグ各チームの現状は厳しいのだということを他チームの選手も認識して欲しい。女子に限ればＮＥＣ、ＪＴ、デンソー以外の台所事情はかなり苦しいはず。ただこれら３チームは親会社が安泰でも、今季の成績には疑問符が付くのだが。
　バレーボールの人気復活には勝つことが一番。強くなることが一番である。かつてのバレー人気から、オリンピック出場を逃しどん底を経験したバレーボール界。ようやく人気復活の糸口の見え始めたこの時期に、茂原アルカスの廃部は非常に残念である。
　なお、茂原アルカス廃部の発表は下記を参照。

http://www.mobara-cci.or.jp/alukas/topics/2005/topics_06.html