AR.Drone 2.0、軸受をメタルからミニチュアベアリングへ改造、その3。安いベアリング、発見!
iPhoneやiPadで操縦できて、空撮までできるクアッドコプター、AR.Drone 2.0。クアッドなわけで、プロペラは4枚あるわけですが、そのシャフト4本のそれぞれの軸受はメタル軸受け。
オイルフィルム(オイル膜)が切れたり、外で飛ばして砂利を噛んだりで、すぐにガタが出るであろうことは想像のつくところ。ところが、このメタルブッシュはパーツ販売されていないんですね。で、メタルブッシュの代わりになるミニチュアベアリングを物色していたところ、NSKの682ZZ(シールドタイプ)が使えそうと判明。1個277円なり。
という記事を5月15日に書き、5月18日に実際に交換したのですが、後日、もっと安いベアリングを発見しました。
上記のNSKの682ZZ(シールドタイプ)だと、1個277円。予備を考えずに8個だけ購入しても2,216円。うーむ、立ち飲みに1回行けるよね。おいらの場合、焼き鳥屋にボトルキープしてあるから、焼き鳥屋でも余裕だ。
ところが、タミヤ 520ボールベアリング AO1017だと、ベアリングが4個入って496円(amazon本体の販売分、ただし、「あわせ買い対象」。定価は税抜きで700円の模様。made in Malaysiaの表記あり。)。つまり2セット購入すれば、たったの992円で、軸受をメタルブッシュからベアリングに改造することができます。すんばらし〜。
ただし、安いってのにはわけがあります。このベアリング、外径(5mm)と内径(2mm)はバッチリなのですが、厚みが2.5mmもあるんですね。AR.Drone 2.0純正のブッシュは2mm、NSKの682ZZ(シールドタイプ)は2.3mm。2.3mmでガタなくぴったり!ですから、2.5mmだとキツキツでペラがはまりません。
で、どうするかというと、ギアの下部の出っ張りを、100均で売っているダイヤモンドヤスリで削って使います。
交換の仕方は、以前と同じ。
折れ曲がって使えないシャフト等を2mmほど突っ込んで、グリグリ数回回してください。メタルブッシュが浮き上がってきます。
で、メタルブッシュを抜いた穴に、タミヤ 520ボールベアリング AO1017を挿入。
もちろん、上側もメタルブッシュを抜いて、タミヤ 520ボールベアリング AO1017を挿入します。
あとは、ギアの下部の出っ張り部分を、100均のダイヤモンドヤスリ等で削ります。ギア自体が柔らかいナイロン製ですので、ダイヤモンドヤスリ上を方向を変えながら、各10回ほど往復させればOK。
方向を変えながらというのは、斜めに削れたりするとまずいので、水平に削れるように、4方向に向きを変えて、均等に往復させると良いでしょう、っていう意味です。
実際の厚みの違いです。左から、AR.Drone 2.0純正 2mm厚のメタル軸受け、真ん中が2.3mm厚の両面シールドベアリング、右が2.5mm厚のタミヤ 520ボールベアリング AO1017。汚れているのは、これ、使用後の写真(複数回フライト後、交換時に撮影。)だからです。
さて、実際の交換後、飛ばした結果ですが、何ら問題ありません。ベアリング自体の精度は値段の違いもあり、NSKの682ZZ(シールドタイプ)の方がはるかに優れているのでしょう(実際には、体感不可能。寿命の問題も無さそう。)が、おもちゃのAR.Drone 2.0
程度であれば、タミヤ 520ボールベアリング AO1017
で十分です。
というわけで、ギアを削る必要がありますが、安く済ませたい方には、タミヤ 520ボールベアリング AO1017がおすすめですよ。ただし、この商品、執筆時現在は、amazonでは「あわせ買い対象」ですから、AR.Drone 2.0
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