国立環境研究所、エコカー減税対象車でもある「直噴ガソリンエンジン車」は従来のガソリン車の10倍以上PM2.5を排出していると発表。
独立行政法人国立環境研究所が、エコカー減税対象車でもある「直噴ガソリンエンジン車」は、従来のガソリン車の10倍以上PM2.5を排出していると発表しています。
また、欧州産直噴ガソリン車は、従来のガソリン車の50倍以上のPM2.5を排出しているとか。もっとも、こちらのエンジンは過給器付きですから、NAの国産直噴エンジンとそのまま比較するのはかわいそうかも。
なお、テストされたエンジンは、排気量から、
- 国産直噴ガソリンエンジンは、マツダのデミオ スカイアクティブのエンジン(P3-VPS)
- 欧州産直噴ガソリンエンジンは、VW ポロ TSIの直列4気筒SOHC インタークーラー付ターボ 1.2Lエンジン(CBZ)
と推定されます。
直噴技術は、コモンレールを発明した欧州メーカー ボッシュの独壇場と思っていましたが、日本の直噴エンジンは、欧州製直噴エンジンの1/5しかPM2.5を排出しないわけで、環境性能は日本製のほうが上(もっとも、今回テストした2台のエンジンに関しては、という限定付きですが)だったようです。
日本製過給器付きの直噴や、欧州製NAの直噴のデータも知りたいところ。
政府自民党は、この環境問題と絡める形で、古いクルマに対して増税(自動車税の加算及び重量税の加算の二重課税にさらに重課税)しているわけですが、これでその増税根拠も崩れたのではないでしょうか?
取りやすいところから適当な理屈を付けて取るという、この短絡的な税金課金システムはいい加減やめてほしいものですが、公務員にそういう能力はないんでしょうか。
おいらの1998年式C240(ごくごく普通のNAのガソリンエンジン)の排ガスなんて、きれいなもんですよ。燃費だって生涯燃費で10km/Lと言われるほど悪くないし、高速だったら13km/Lくらい走りますし。なんで、そんなクルマに増税されなきゃいけないの?
それにしても、DPF付きディーゼル車の排ガスは、びっくりするくらいきれいだね。ただし、PM2.5よりさらに微細な粒子の問題とか、他にもいろんな問題があるのは事実なんだけれども。
というわけで、現状、国産、欧州産とも直噴ガソリンエンジンは、2017年から実施予定のEuro 6cの基準を満たしていないようですね。グラフを見る限り、今回テストされたNAの国産直噴エンジンは、もう少しで基準を満たせそうなところまで来ているようですが。
最悪、直噴ガソリン車にもDPFのような排ガス処理装置を付ければいいんでしょうけど、そうなると大幅コストアップで、ハイブリッド車とのコスト面での優位性がかなり損なわれますね。
それはともかく、直噴エンジンは三菱のGDIしかり、トヨタD4エンジンしかり、煤の問題は大昔からわかっていたわけで、なんで今さら?、という気がしないでもないですが。
さて、おいらのC240。2007年の11月にバッテリーを交換して5年目。そろそろ、次のバッテリーのことを考えておかないとね。2007年11月には、BOSCH PSI-1Aが、1万円前後で買えたんだけど、今は倍くらいするんですよね。
価格重視で、
でいくか、5年間ノントラブルだった実績を買って、PSI-1Aのニューモデル
- BOSCH [ ボッシュ ] 輸入車バッテリー [ PS-I Battery ] PSIN‐1A
(執筆時現在、17,721円)
にするか。うーむ、やっぱり鉛価格が上がってから、随分高くなっちゃってますね、バッテリー。1万円だと、ATLASBX [ アトラス ] 輸入車バッテリー [ Dynamic Power ] AT 600-38とか、韓国製ばかりになっちゃうね。
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