iOS版Google MapsがVer.3.0.0になり、さらに機能アップ！

　今やこれさえあればカーナビ不要な域まで達したiPhoneおよびiPad用の地図アプリ Google Maps - Google, Inc.。

　その、Google Mapsが、Ver.3.0.0にアップデートし、新機能が追加されています。

　その新機能とは、

【新機能】

1. ターンバイターン方式ナビで距離や到着時刻を表示でき、別経路にもさっと切り替えられます
2. 旅行や接続が遅いときに備えて、オフラインマップをカスタムリストに保存できます
3. 乗換案内で経路の合計歩行時間、次発のバスや電車を表示できます
4. ログインすると、最近保存した場所や検索した場所を[クチコミを書く場所]のリストとして表示できます
5. Uber - Uber Technologies, Inc.をインストールしておくと、Googleマップから直接開いて経路を比較できます

【要望されていた機能の実現】

• GoogleマップアプリからiPhone/iPadの連絡先に直接アクセスできます
• 地図で場所を長押ししてピンをドロップすると、保存や共有ができます
• Google音声検索を使用して、入力せずに検索できます
• スケールバーで地図上の大まかな距離がわかります

　地図データを内蔵しないGoogle Mapsですが、「2. オフラインマップをカスタムリストに保存できます」の機能で、事実上必要な地図データを前もって取り込んでおくことができます。ますますカーナビが不要になっちゃいますね。

　カーナビ買うより、1万円前後で購入できる中古のiPhone 4でもゲットしたほうが、より楽しめます。

　もっとも、カーナビメーカーはCarPlayに活路を見出すでしょうし、もはやCarPlayに対応せずに生き残るのは不可能とも言える状況。

　コンパクトデジカメにしろ、カーナビにしろ、iPhoneに代表されるスマホがその市場を侵食しているわけですが、カメラメーカーやカーナビメーカーは、なんとかスマホとの共存方法を模索していかなくてはなりません。それができなければ、業種変更しかないわけでね。

　しかし、最初にiPodが登場したとき、ウォークマンやCDウォークマン、MDプレーヤーを駆逐するとは、多くの人は予想しませんでした。iPhoneが登場した時も、ここまで他業種に渡るメーカーに影響を与えるとは思いませんでした。もちろんいい影響も非常に大きかったのですけど、日本メーカーは残念ながらそれを生かせず、台湾メーカーや韓国メーカーの後塵を拝することになるわけです。できれば、iPhoneの組み立てを日本メーカーで、プロセッサの開発も日本メーカーでやりたかった・・・

　かつては、ソニーがPowerBook 100を、日本IBMがPowerBook 2400cの製造を請け負っていたんですけどね〜。

　もちろん、iPhoneへの主要パーツ供給メーカーとして、村田製作所や旭化成、セイコーエプソン、日本電波工業、ソニー、TDK、イビデン、シャープ、ジャパンディスプレイ、東芝あたりは有名ですけども。でも、製造とプロセッサも日本メーカーで取り込みたかったですね。そうなると、iPhoneは10万円以上の高価な商品として登場することになったでしょうけど。