OS X 10.10.4、サードパーティ製SSDもTrimを有効化できるようになりました!
OS X Yosemite 10.10.3までは、Apple純正のSSDしかTrimを有効化できなかったわけですが、昨日配布が開始されたOS X 10.10.4では、Apple以外のサードパーティ製SSDでも、Trimコマンドを有効化できるようになっています。
これは、64GBや128GB程度の容量が少なめのフラッシュストレージを積んだMacBook AirやMacBook Pro Retinaのユーザーには、非常にありがたい話でしょう。サードパーティ製SSDでも、Trimコマンドが有効になるなら、安くて大容量な「Transcend JetDrive」等に安心して換装できますから。
ということで、さっそく実験。私のMacはMacBook Air 13(Mid 2012)。Apple純正の512GBフラッシュストレージを内蔵したモデルです。こちらは、Apple純正ですから、元からTrimは有効になっています。
しかし、外付け(Thunderbolt接続)で「LaCie Little Big Disk Thunderbolt 240GB (SSD240GB) LCS-LB240TB」を2台つないで、RAID 0構成で使っています。
で、この「LaCie Little Big Disk Thunderbolt 240GB (SSD240GB) LCS-LB240TB」ですが、OS X 10.10.4アップデート後に「システムレポート」を見ると、
という感じで、アップデートすれば即座にTRIMサポートが「はい」になるわけではありません。
そこで、ターミナルを使って強制的にTRIMサポートを「はい」にします。ターミナルを起動し、「sudo trimforce enable」と入力するだけ。この「trimforce」コマンドが、10.10.4で使えるようになった新しい機能です。
ただし、Appleが今までサードパーティ製SSDのTRIMをサポートしてこなかったのは、すべてのSSDが正しくTrimコマンドを処理できるわけじゃないからです。古いSSDや、一定のメーカーのSSDは、正しくTRIMコマンドを処理できなくて、トラブルになる可能性があります。したがって、この強制Trimコマンド「trimforce」の利用は自己責任となります。
実際に、ターミナルに「sudo trimforce enable」と入力した時のスクリーンショットですが、このように「Appleは保証せんから、自己責任でやれ」というメッセージが表示されます。
というわけで、人柱覚悟ならどうぞ。私はもちろん実行しましたけどね。trimforceコマンド実行後の「システムレポート」ですが、
↑のように、INTEL製のSSD4発とも上記のようにTRIMサポート「はい」になりました。しばらく、この状態で使ってみます。TRIM有効化のあと、軽くベンチマークしてみましたが、700MB/sオーバーのスピードも維持していますし、大丈夫かな? もし不具合が発生したら、このブログで報告します。
最後に、LinuxのTrimサポートで「ブラックリスト」入りしているSSDは、
- "Micron_M500*"
- "Crucial_CT*M500*"
- "Micron_M5[15]0*"
- "Crucial_CT*M550*"
- "Crucial_CT*MX100*"
- "Samsung SSD 8*"
となっています。LinuxのTrimサポートと、Appleの強制Trimが同じ実装かどうかは不明ですが、上記のSSDをお使いの方は注意されますよう、あるいはさらに情報収集されることをお薦めします。
何度も書きますが、自己責任でどうぞ。また、強制Trimを実行する前に、SSDの中のデータをしっかりバックアップしておいてくださいね。
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