アレンジャーキーボード「KORG Professional Arranger Pa300」を購入!
世の趨勢はソフトウェア・シンセサイザー。たとえば、「KORG Gadget for Mac」あたりを購入すれば、
- KORG M1
- WAVESTATION
- iMono/Poly
- ARP ODYSSEY
等々、KORGの歴代の名器の音が手に入ります。
iPhoneやiPadがシンセになるiOS版の「KORG Gadget - KORG INC.」もあります。
Mac専用DAW「Logic Pro X - Apple」にも、膨大な量のソフトウェアシンセが内蔵されています。わずか、23,800円という価格が信じられないくらいの膨大な量の音源です。
そんな、ソフトシンセ全盛の今、あえてハードウェア・シンセサイザーを買いました。とはいえ、音源モジュールではなくキーボードですけどね。
購入したのは、世界では大人気らしいですけど、日本では本当に不人気なアレンジャーキーボード「KORG Professional Arranger Pa300」。
アレンジャーキーボード、アレンジキーボードというのは、「スタイル」と呼ばれる「音楽ジャンル」ごとのバッキングトラック(伴奏)が内蔵されており、コード進行を指定(左手でキーボードを弾くだけですが)することで、アレンジされた伴奏が鳴るキーボード。
簡単に言えば、エレクトーンに近い感じですね。スピーカーが内蔵されているのも、エレクトーンに近いです。
「KORG Professional Arranger Pa300」の音楽ジャンルごとのスタイルは、プロが作っているだけあってなかなか素晴らしいです。↓
↑ なんじゃ、こりゃ?、レベルでしょ。でも、日本では人気がないんですけどね。
おいらが「KORG Professional Arranger Pa300」を購入した主目的は、作曲&編曲じゃなく、EWI用のバッキングトラックの作成。
たとえば、「John Coltrane Omnibook: For B-Flat Instruments」あたりを参考に、左手(右手でもいいけど)でコードを弾けば、EWI用のバッキングトラックはすぐ完成しそうです。
で、「KORG Professional Arranger Pa300」で作成したデータは、先ほどの「Logic Pro X - Apple」等のDAW(もちろん無料の「GarageBand - Apple」でもOKですよ。)に読み込んで、仕上げることもできます。
バッキングを作成したい曲のコード進行は、先の「John Coltrane Omnibook: For B-Flat Instruments」といった出版されている楽譜・スコアに頼るのもありでしょうし、以前ご紹介したヤマハのiOS App「mysoundプレーヤー」 でiPhoneの中の曲のコードを解析するのもいいでしょう。
「KORG Professional Arranger Pa300」というのは、KORGのアレンジャーキーボードシリーズの中では、もっとも低価格な製品。一番上には、「Pa1000」という20万円オーバーの製品も存在します。
おいらの場合、ど素人ですから一番安いやつで十分でしょ。届きましたら、レビューしますね。しかし、使いこなせるのか? その前に部屋を片付けないと置き場所がないような。
同時に、耐荷重 100kgの頑丈なキーボードスタンド「HERCULES ダブルX キーボードスタンド KS120B」も購入。これは、「サウンドハウス」が最安値かな?
あと、イシバシ楽器のような楽器の専門店であれば、
「Pa300本体」、「KORG純正ソフトケース」、「キーボードスタンド」、「ヘッドホン」がセットになったお得な商品もあります。
楽器の場合、amazon本体でなく、楽器店がamazonで販売していることも多いです。というわけで価格重視なら、あちこち見比べる必要がありそうです。もっとも、楽器店がamazonで販売している場合、その楽器店のWebサイトから購入する場合も、amazonで購入する場合も、同じ価格のことが多いですけどね。
あと、大手楽器店の場合は在庫も豊富でしょうし、納期の心配もありませんが、amazonに出店している名前を聞いたこともないような楽器店は、取り寄せで納期が非常に長かったりすることもありますので、そのあたりもご注意を。
楽器は通販ではなく、楽器店で試奏して買うべき!、と思っていますが、今回はデジタルものなんで、イシバシ楽器の通販で購入しました。
「EWI USB」と「EWI4000sw」はamazonで買ってます。これもデジタル楽器なんで。サックスやトランペット、ギターを買うって時は、たぶん通販は使わないと思うけどね。
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紺さま
効果音係、こちらにもちょこっと書いておりました。ご覧いただければありがたいです。
http://sir.cocolog-nifty.com/blog/2017/10/post-1d79.html
投稿: duke | 2018年7月 3日 (火) 12時01分
紺さま
アーティキュレーションってやつですね。ブラバン等で管楽器の経験があれば、かなりの表現ができそうですが、経験のない者にはこれがかなり難しいです。
「効果音係」ですが、昨年友人たちが対バン形式でプログレライブをやったんです。相手はEL&Pの「展覧会の絵」、こちらはCAMELの「Snow Goose」だったんですけど、そのスノー・グースの波の音やら風の音やら嵐の音やら雷鳴やら、そういったものの係です。
MacのMainStage 3で作り込めばよかったんですが、そこまで時間がなかったので、もっと簡単に済ませましたが。
何をするにも、まだまだ勉強不足&経験不足で大変です。
投稿: duke | 2018年7月 3日 (火) 10時33分
返信ありがとうございます。
> 指10本使ってやっと単音しか出せないわけですが。
経験のない私にはちょっとした衝撃でした(^^;)
考えてみればそうですね。でもその分、表現力の幅が出るというか、練習のしがいがあるんじゃないでしょうか。
「効果音係」とはどんな活動をなさってますか?
投稿: 紺 | 2018年7月 1日 (日) 20時10分
紺さま
確かにカシオあたりを弾いてみて、「あ、こんなもんか」と思っちゃう人も多いかもしれませんね。
EWI、難しいですが、面白いですよ。キーボードと違って、指10本使ってやっと単音しか出せないわけですが。効果音係としては、なかなか楽しめる楽器です。
投稿: duke | 2018年6月29日 (金) 12時14分
こんにちわ。返信ありがとうございます。
アレンジャーキーボードが日本で普及しない理由のひとつは、家電量販店にも流通している低価格帯のキーボードにあると思います。楽器を始めてみようと思い立った時に最初に買ってみた結果、チープな音や単純な繰り返しのリズムにすぐに飽きてしまうのではないかと。
「自動伴奏ってこんなもんか」と思ってしまったら、それで辞めるか、「より本格的な」KROMEのようなシンセを目指すかですね…
私はEWIを持っていませんが興味あります。とりあえず家の押入から尺八wを発見したので、これでジャズやファンクを吹けるようになりたいと練習しています。
投稿: 紺 | 2018年6月28日 (木) 21時54分
紺さま
はじめまして! ブログ拝見しました。素晴らしいです!
うちのPa300は、同時購入したキーボードスタンドに乗っけてあるのですが、まだ全然使えていません。
Pa900ほど高性能じゃないですけど、おっさんがEWIの伴奏をちょこちょこ作るには非常に良さげな、これでも手に余るくらい高機能なおもちゃです。お値段がお手頃なのもありがたいです。
こんなに楽しそうなアレンジャーキーボードなのに、なんで一般的じゃないんでしょうね? 皆さん、これをすっ飛ばして、KROMEやMOXFに行っちゃうんでしょうかね?
今後ともよろしくお願いします。私は音楽の素養が全くありませんので、いろいろご教示くださいませ。
投稿: duke | 2018年6月28日 (木) 11時41分
はじめまして。Pa900ユーザーです。EWIのバックトラック制作には最適な機材だと思います。プリセットスタイルだけでは「原曲完全コピー!」というわけにはいきませんが、逆に自分だけのアレンジを手軽に作れるのがPaの醍醐味ですね。
投稿: 紺 | 2018年6月28日 (木) 00時17分