ポルシェ919ハイブリッドEvo、ニュルブルクリンク新記録は驚異の5分台!
ポルシェが、ドイツ・ニュルブルクリンクの北コース“ノルドシュライフェ”で、35年ぶりに最速記録を塗り替えています。
1983年にポルシェ956が記録した6分11秒13が、長らくニュルブルクリンク北コースのレコードだったわけですが、そいつを一気に1分近く更新する驚異の5分19秒546!
車両は、F1より速い「ポルシェ 919ハイブリッドEvo」。
F1より速いと言いますのは、この4月にスパ・フランコルシャンのサーキットレコードタイムを「ポルシェ 919ハイブリッドEvo」が記録しているからです。
もっとも、今のF1は速すぎて、タイヤ性能を落とし、空力性能を落とし、なんとか遅くしようというレギュレーション縛りの元で行われていますから、すべての制限を解除した「ポルシェ 919ハイブリッドEvo」の方が速くても、何もおかしくはありませんけれどもね。
というわけで、車載カメラの動画をどうぞ。もうほとんどゲームですね。というより、ゲーム(グランツーリスモ)より速いね、これ。200km/hから300km/hオーバーまでの加速が半端ない。それに加えて、なんか乗り心地よさそう。これだけブレのない車載カメラ映像もすごい。ドライバーのティモ・ベルンハルトは、さらに凄いわけですが。
ギアが7段しかないせいでトップスピードは370km/h弱で頭打ち、吹けきっています。
ミッションについては、LMP1で「前進のギアレシオの数は7か、それ以下でなければならない。」と定められていますので、昨年までのWEC車両である「ポルシェ 919ハイブリッドEvo」が7段なのは仕方ないとして、もし、8段以上のギアボックスを載せれば、記録がさらに伸びるのは明白。4分台突入もあり得ますね。
トヨタのル・マン優勝が、ちょっと盛り上がりに欠けたのは、やはりポルシェもアウディも不在だったから。ディーゼル問題で、ドイツ自動車業界は大変ですからね。それに加えて、最近ではトランプ関税。
ポルシェもアウディも、公式にはEV(電気自動車)に軸足を移すことを理由に、WECから撤退しています。ドイツの4大メーカーが参戦する2019年からは、フォーミュラEが「走る実験室」になるのかもしれません。
もし、ポルシェやアウディがル・マン24に参加していたら、その中でトヨタが勝っていたら…
たらればを言っても仕方ないですけどね。ともかく日本はEVについては、中国にも負けてるかもレベルなので、夢のある電気自動車の開発もお願いしたいものです。
ちょっと夢があるのは、GLM「トミーカイラZZ」くらいですが、こいつはパワステもブレーキブースターもエアコンもない特殊車両。回生システムがないのが致命的。しかも99台限定生産。
というわけで、回生システムを備え、マツダのNDロードスター位の快適なEVスポーツカーの登場に期待したいところ。それもこれも、バッテリーの性能アップ次第なのでしょうけども。
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