大容量ファイルの書き込みでも速度が落ちない「サンディスク ウルトラ 3D SSD」がお買い得!
2018年は、SSDが安くなりました。特に512GBモデルや1TB、あるいは2TBといった大容量のSSDも手が届く範囲に。
この低価格化は、ご存じの通り64層TLC NANDフラッシュのおかげ。
TLC NANDはMLC NANDに比べ書き換え可能回数が少なく寿命が…、と言われていたものですが、最近のモデルはNANDコントローラーの性能向上、およびDRAMキャッシュ等により、通常の利用であれば寿命の心配をする必要もなくなりました。
しかし、TLC NAND採用のSSDには、もう一つのウィークポイントがありまして、それが大容量ファイルを連続書き込みすると、書き込み速度が大幅に低下する問題。
カタログ上 500MB/s以上の書き込み速度を謳っていても、大容量ファイルを連続書き込みすれば、キャッシュ容量をオーバーした時点で、HDD並(100-200MB/s)に速度の落ちてしまうSSDも多数存在します。ひどいものだと、100MB/sに届かないとかね。2.5インチハードディスクより遅かったりします。
そんなウィークポイントを持つ、TLC NANDのSSDなのですが、「SanDisk SSD Ultra 3D」と「WD Blue 3D」は違います。大容量ファイルの連続書き込みでも、450MB/sほどの書き込み速度を維持してくれます。
この2つのSSDは、ブランドは異なりますが、中身は同じ。ご存じの通り、サンディスクは、ウェスタン・デジタルの子会社になっています。そんなわけで、ブランディングが違うだけで、モノは同じです。
大容量ファイルの連続書き込みでも、450MB/sほどの書き込み速度を維持する秘密は、
- Marvell製NANDコントローラー「88SS1074」を採用
- Micron製DDR3-1600 1GB DRAMキャッシュメモリー搭載
- 独自のキャッシュ技術「nCache 2.0」
の3つ。
最近の廉価なSSDでは、DRAMキャッシュメモリーが省かれていたり、キャッシュ技術がお粗末だったりで、大容量ファイルの書き込み時にガクッと速度低下するわけです。
でも、「SanDisk SSD Ultra 3D」と「WD Blue 3D」なら、10年保証のMLC NANDの名器「サンディスク SSD Extreme PRO 960GB(SDSSDXPS-960G-J25)」と同等な連続書き込み速度をキープしてくれます。
総書き込み容量も、1TBモデルで400TBWと十分。つまり、「SanDisk SSD Ultra 3D」と「WD Blue 3D」は、TLC NANDのネガな部分をすべて解消したSSDと言えそうです。
でもって、価格は3D TLC NANDですから非常にお買い得。たとえば、1TBのモデルですと、
- 「SanDisk SSD Ultra 3D SDSSDH3-1T00-J25」・・・17,755円
- 「WD Blue 3D WDS100T2B0A」・・・17,980円
となっています。
1TBのSSDが、1万7千円台です。しかも、粗悪な、連続書き込みで速度低下の著しいモデルではなく、高性能なSSDがこの価格。
唯一のネガ要因は、東芝製およびSanDisk製のこの3D TLC NANDはロシアのSSD耐久テストでの成績が芳しくないこと。
芳しくないとはいえ、250GBの「SanDisk SSD Ultra 3D」は、公称値の100TBWをはるかに上回る514TBWを記録しているわけですから、普通の人が使うぶんには全く問題ないと思われます。
こちらのサイトでは、Crucial MX500の第2世代3D TLC NANDも、MX300の初代3D NANDより低品質と断じています。
もっとも、それぞれ1台を実験しただけで、この結果だけで全てを判断するのは避けるべきですが。
しかし、このグラフを見ちゃうと、最低 Samsugn 850 EVOシリーズを買わないと安心できないなぁ、とも思えちゃいますけどね。総書き込み量2000TBW(2PBWですよ、ペタバイト!)以上のモデルは、コンシュマー向けとしてはオーバークオリティとも言えます。
SATA接続の内蔵ハードディスク搭載のノートPCをお持ちの皆さん。そろそろ、ハードディスクからSSDに換装された方がいいですよ。ノートPCが劇的に速くなりますから。
ただ、HDDからSSDに交換するときは、信頼できるメーカー製SSDを選んでください。後悔しないために。寿命のこともありますが、DRAM未搭載の中華製安物SSDだと、連続書き込みが、ハードディスクより遅くなったりしますから。
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