ポルシェ・ケイマン(987c)、安い診断機(ダイアグテスター・OBD2スキャナー)を買ってみたら意外と使える!
ここ最近の車歴ですが、1998年式のメルセデスベンツC240から、2002年式のC180、そして2007年式のポルシェ・ケイマンと順調に新しい?クルマに乗り換えつつある私です。新しいと言っても、13年も昔のクラシックカーですけれども。
ところがクラシックカーといえども、この頃のクルマから急速に電子化されまして、私のケイマンにもいくつかのコンピュータが搭載されています。そうなると、クルマが故障してもパーツを取り替えるだけではダメ。車載コンピュータが記録しているエラーコードを消してあげないと、ちゃんと動作しないわけですね。
さらに困った問題はオイル交換。ヨーロッパ車の場合は環境優先で、例えばベンツのオイル交換時期は1年または1万5千km走行のいずれか短い方。クラシックなポルシェなら、走行距離が少なくても1年に一度は変えろ、と言うことになっています。で、時期が来るとインパネに「Service in 7 days」とか、時期が過ぎると「Service Now」と表示されます。
で、オイル交換するわけですが、オイル交換してもインパネに表示された「Service Now」が消えるわけじゃないんですね。ケイマンを診断機につないで、リセットする必要があるんです。というわけで、今後、必要になるだろうということで、安い診断機を買いました。ダイアグテスターとかOBDII スキャナーと呼ばれるものです。
ポルシェディーラー(ポルシェセンター。通称ポルセンもしくはPC)には、100万円ほどするポルシェ専用テスター「Piwis-II」や後継機の「Piwis-III」が設置されているわけですが、自分のケイマンの故障箇所、不具合箇所を調べたり、DTC(Diagnostic Trouble Codes)を消去したり、オイルリセットしたりするくらいであれば、数千円のダイアグテスターで間に合います。
というわけで、私が購入したのがこちら。
こちら、町の自動車整備工場でも使われている「Autel」の診断機の中でも最廉価製品の「Autel AP200」。ただいまプライムセール期間なので、お値段 6,200円です。
何故こんなに安いかと言いますと、こいつは自動車のOBD IIポートに差し込むBluetoothアダプタで、データを受信し、エラーコードを読んだり、削除したりと言った操作は、iPhoneやiPad、Androidスマホで行うのです。私は、「Autel AP200」と「iPad mini」の組み合わせで使用していますが、何の問題もなくケイマンの故障診断に使えています。iPhoneでなく、iPad miniなのは、少しでも画面が大きい方が老眼にはありがたいからです。
iPhoneやiPadで使用するAppは「MaxiAP-AP200」で、App Storeから無料でダウンロードできます。「Autel AP200」のシリアル番号とメールアドレス、パスワードを登録すれば、最初に自動車メーカー1社のデータをダウンロードでき、その1社については生涯無償アップデートされます。私の場合は、ケイマンですから、ポルシェを選択。2台持ちでほかにもベンツがある、なんて場合は、2,700円/年で車両メーカーを追加購入可能です。ただ、最初の1社は生涯無料アップデートですが、2社目からは年間2,700円。となると、友達と「Autel AP200」をそれぞれ1台ずつ購入し、自分はポルシェ、友達はメルセデス、別の友達はBMWなどと言うようにして融通した方が良いかもしれません。
実際の診断結果はこんな感じです。
DTCが記録されているからと言って、必ずしもそこが壊れているというわけではなく、振動等で何かの拍子に記録されたフォルトコードもあります。なので、問題がなさそうならそのコードを消去します。消去後がこちらですが、
消えていないフォルトコードがありますね。C141とC131、C144です。C141については、「Communication PCM (display)」と記載がありますが、当時の日本仕様のケイマン及びボクスターにはPCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメントシステム。簡単に言えばネット接続のカーナビ。)が搭載されていませんから、このエラーコードは無視しても大丈夫です。
C131については、USAのフォーラム等でも放っておいても大丈夫という意見ばかりのようなので、とりあえず様子見。C144はよく分かりませんが、これもC141同様じゃないのかな? とりあえず、今のところ機嫌良く走ってくれているのでこのまま様子を見ます。
そうそう、車検受渡しで購入したこのケイマンですが、引取時にインパネに「セイビノジキデス」と表示されていました。販売店によると、これはポルシェ・センターじゃないと消せないとのことでしたが、こちらも「Autel AP200」を使って、サービスリセット(納車時に点検整備、当然油脂類も交換されている)することで、インパネの表示を消すことができました。巷ではポルシェ・センターでないと「整備の時期です」表示は消せないと言われていますが、数千円の「MaxiAP-AP200」で、問題なく対処できましたのでご報告。
現状、「Autel AP200」と「iPad mini」の組み合わせで大満足なのですが、これだけ便利なものならケイマンに積みっぱなしにしておきたいと言うことで、iPad不要の専用機「Autel DiagLink (MD805)」も買ってしまいました。こちらも本日は、9,599円と格安だったので。最初の車両メーカー1社が生涯無料なのは、「Autel AP200」と同様です。もちろん、こいつもおいらの場合はポルシェ専用テスターにするつもりですけどね。届きましたら、こちらもレビューする予定です。
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