Appleが「iOS 12」の配布を開始しています。
多くの方が、パブリックベータプログラムに参加されていて、すでに「iOS 12」を体験済みとは思いますが。
なお、同時にiOS AppをMacやPCで管理可能な「iTunes 12.6.5.3」も配布されておりまして、そちらを使いますと、iTunes経由で「iOS 12」にアップデートすることも可能です。
ご存じない方が多いと思いますので、簡単に説明しますと「iTunes 12.7」から、iTunesでiOS Appを管理できなくなりました。と同時に、旧バージョンの「iTunes 12.6」では、iOS 11インストール端末の同期やバックアップ、iOSのアップデートができなくりました。
私は万一に備えて、古いAppを保管(バックアップ)するためにiTunesを使ってきました。しかし、iTunese 12.7からはアプリのインストールや管理ができなくなりました。一部企業や学校等では、iTunes経由で「その企業や学校等の独自のアプリ」や大量のiOSデバイスにアプリを一括して配布する必要があるわけですが、「iTunes 12.7」以降ではそれが不可能になりました。
それらの企業や学校から苦情がきたのかどうかは知りませんが、後日Appleは旧バージョンの「iTunes 12.6.3」をiOS 11に対応させて配布しました。これによりiOS Appの管理は可能になりましたが、iOSデバイスへのiOSのインストールはできないままだったんですね。
つまり、iOSをアップデートするにOTA(Over the Air。つまり、Wi-Fi経由とか)で、アップデートする必要があったわけです。
でも、今回配布された「iTunes 12.6.5.3」でようやくiOSのアップデートにも対応しました。もちろん、iTunes経由でiOS 12にアップデートできました。
ご承知の通り、OTAでiOSアップデートすると、iOS端末が、まれに文鎮化(端末がリカバリーモードになって動作不可になる)することがあります。そんな場合、iTunesにつないでiPhoneを復元させる必要があるのですが、「iTunes 12.6.5.3」の登場でそんなときも焦らずにすむようになりました。
「いよいよ「iTunes 12.6.3」も終焉か? iOS 11.3へのアップデート不可!」という記事で、心配していたことは、今のところ杞憂ですみそうです。
とは言え、iTunesも12.8に上がる頃には、12.6.5.3自体の配布が終了するかもしれませんし、いつまで「iTunes 12.6.5.3」でiOS Appを管理し、iOS 12端末と同期できるのか、やはり不安は残ったままですけどね。
ともかく、「iTunes 12.6.5.3」経由でうちのiPhone SEは「iOS 12」にアップデートできました。めでたい!
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