このブログをご覧の方には、Buono! なんて聞いたこともないわ!って方ばかりだと思いますが。
Buono!は、今はなきBerryz工房 の嗣永桃子(リーダー:ももち)と夏焼雅(サブリーダー:みや)、こちらも解散してしまった℃-ute の鈴木愛理(給食係:あいり)を選抜し結成された、ハロプロの3人組ユニットです。
3人全員が、ソロでも十分通用するシンガーであり、グループにしておくにはもったいないくらいの豪華なメンツ。
Buono!のステージでのパフォーマンスは、完全アウェイな状況で行われた↓の指原莉乃プロデュース『第一回ゆび祭り〜アイドル臨時総会〜 』(AKBグループ主催)の動画をご覧いただくのが一番かな?
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2012年6月25日(すでに5年以上も昔。末っ子愛理は、まだ18歳。)に武道館で行われた、ハロプロのBuono!にとっては、完全アウェイでの巨大対バン形式でのステージだったのですが、彼女らの圧倒的なパフォーマンスにAKBヲタが聞き惚れるという事態が発生。
ちなみに、このライブの翌春(2013年4月)、末っ子愛理は慶應義塾大学環境情報学部に入学します。すげー! でもって、4年で卒業。
ももちは、2014年3月大学を卒業し、幼稚園・小学校の教員免許を取得。これも、すげー。
ともに、アイドルとして活動しながらですからね。仕事と勉強の両立というか、大変さって、働きながらなにがしかの国家資格を取ったことのある人ならわかりますよね?
ゆび祭りでは、武道館での聴衆の反応を確かめたいということで、Buono!は3人ともイヤモニなしでステージに上がるわけですが、1曲めの「初恋サイダー」が鈴木愛理のソロで始まると、会場は一瞬静まり返り、そしてどよめき、1・2・3・4!の後は怒涛の歓声。
「初恋サイダー - Buono! 」は非常にアイドルらしいかわいらしい1曲ですが、ユニゾンだけでなく、ハモりも多く、その完成度の高さにハロプロを知らないドルヲタは圧倒されました。
加藤浩次に蹴られているバラエティの「ももち(嗣永桃子)」しか知らない人も、びっくりしたでしょう。
あいり可愛すぎ! みや、ええ女! ももち、ももち結びはまちがいなく似合ってへんで!
ハロヲタ相手のステージなら、ももちの「みなさん、今日は、ももちのためにここにお集まりいただき、どうもありがとうございまぁ〜す。たーくさんのアイドルがいっぱいいる中、ももちが一番かわいくて許してにゃん!」のMCで、愛ある工工エエエ(´Д`;)エエエ工工のエーイングが出るところなんですけど、ここはアウェイ。反応できない聴衆に、逆にももちが対応できず。
これ、武道館での生歌ですよ。イヤモニしてないけど、生歌ですよ。
花道こそないけど、3曲めの「恋愛♥ライダー 」では、ももちとあいりが舞台袖の一番端まで走って歌ってます。それでも、音もリズムも全く外しませんよね。凄いわ〜。
ももちはBuono!のステージでは、ももち結びをしないのですけど、ここはアウェイ。ももちであることを認知してもらうために、あえてももち結びで参戦しています。さすが、嗣永プロ。
しかし、あいりの「行くよー!!!」の後、会場が「1・2・3・4!」に付いていけず。やっぱ、アウェイだわ。
3曲歌い終わった彼女らを前に、MCの指原莉乃がかなり動揺しています。もちろん、この日、参戦した10組のアイドルの中でのベストアクト(当社比)でした。最後の指原との会話でも、ももちはすべってますし、ワールドワイドをワイルドワイドとか言ってるんですけどね。
ちなみに私が知る限り、現状の「初恋サイダー - Buono! 」のベストテイクは、昨年の武道館。オーディエンスも含めてのベストテイク!がこちら。↓
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↑ はい、イヤモニしてますね。完璧ですね! ベストテイクでしょ! 1:50〜からの
♪ 時々甘えてみたり 拗ねてみたり
♪ そんな作戦 らしくない〜
で、あいりがももちの仕草を見て、思わず笑うというか、吹き出すところ。それが歌に出てしまうところも含めてベストテイク!
ハモり、ユニゾン、スピード感、ヲタのコール(夏焼雅ソロでのL・O・V・E、ラブリーミヤビ!に始まり、途中のオーイングも。)、全てがベストです。ゆび祭りの時と違って、バックは生バンド(ドルチェ)ですし。
Buono!メンバーの歌唱力の高さを知っていただくために、レコーディング時の動画を貼っておきます。
↓の動画は、「ロックの聖地 - Buono! 」 のレコーディング風景。
25:30あたりですが、「この3人で〜」のところ
ディレクター:「じゃ、鈴木さ。」
鈴木愛理:「はい?」
ディレクター:「ちょっとついでに、ここの上ハモってみようかな。」
「ちょっとついでに」で、ハモってしまうのが愛理。
「ロックの聖地 - Buono! 」 は、Aメロのディープ・パープルのHighway Starのオマージュで始まり(というか、これ"Nobody gonna take my car I'm gonna race it to the ground"としか聞こえないw)、歌詞は「ロックの神様 - Buono! 」のアンサーソングとなっています。
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しかし、愛理かわええ〜! ひたすらかわええ〜!
↓は、「ソラシド〜ねえねえ〜 - Buono! 」 のレコーディング風景ですが、
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嗣永桃子(25:40〜から)と鈴木愛理(31:45〜)が、地声で「忘れな〜いで〜!!!!」の「な〜」でHigh Eを出してる(これを地声で歌う前のももちと愛理もひたすらかわいい!)のも凄いんですけど、例によって愛理は30:50あたりで、ディレクターに「ちょっとハモることにトライしてみたい」と言われ、これも簡単に対応。
愛理、かわええ! あ、すみません。ちょっと壊れました。
しかし、この曲「ソラシド~ねえねえ~」は、ギターソロ後の3人での「ねぇねぇ」の繰り返し11回を聴きながら、軽くご飯3杯食べられるくらい、かわええ! ももち、ひたすらかわええ! あ、また壊れたw
いや、レコーディング中のみやとももちの「ねぇねぇ」でこれだけ楽しめたので、あいりの「ねぇねぇ」があったら、今ごろ死んでますね。要AED!
で、実際のライブでの歌がこちら↓ ギターソロ後の「ねぇねぇ」で、キュン死しないようご注意!
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ももちが、レコーディング時に言っていた、「"あ"はいけるけど、”う”はだめ!」と言ってた通り、ちょっとフラットしてますけど、持ち直したももち、えらい! ただ、「初恋サイダー - Buono! 」ほど歌いこんでいないせいか、この時のイヤモニの返りが悪かったのか、3人とも♭気味ですね。
それでもライブで、このパフォーマンスは凄いわけですが。そもそも、アイドル歌手の歌うキーじゃないしね。
しかし、Berryz工房 も℃-ute も、そしてBuono! も、もうないのね。今後、このパフォーマンスを見ることはないのね。鞘師もいないけど。
アイドルというのは、ファンがその成長を見守る的な要素もあるわけで、歌やダンスがべらぼうに上手いアイドルに人気が集まるのかというと、そうでもありません。これだけ実力があっても、売れない(ヲタ以外の世間様に知られていない)…
もっとも、昔と違って、テレビの歌番組が極端に少なく、ヲタ以外の世間一般に知ってもらうチャンスがほとんどないのが今の音楽業界。それこそ、化粧品のCMに使われるとか、ドラマとタイアップするとか、そんなのがない限り、普通の人の耳に触れる機会はないわけです。
でも、Buono! なら、もっと売り方があったでしょう。
彼女らだって10年前の最初からこのレベルにあったわけでなく、ファンはその成長を見守ってきたわけです。
Buono!は、ライブでは原則生バンド(ドルチェ)をバックに歌ってた(ゆび祭りとパリ公演とミニライブを除く。バックバンドの存在は、モーニング。を筆頭とする他のハロプロアイドルとは一線を画す)わけだし、基本ロック調アイドルだったし、ベビメタは世界であれだけ成功してるし、けいおん!ブームもあったし。事務所は、知恵を出せばもっと売り出せたはず。
Buono!を積極的に売り込まなかった、残そうとしなかった事務所は、猛省していただきたい。ほかにも、事実上活動停止状態のカントリー・ガールズの扱いとか、それと関連するももちの引退とか、色々文句はありますが。
もう3人ともアーティストだから。アイドル卒業は仕方ないけど、ももちを含め、3人とも歌い続けて欲しかったなぁ。毎日、ももち先生に歌ってもらえる園児または児童は、幸せだと思いますけども。
そんなわけで、おっさんは「Buono!ライブ2017~Pienezza! ~(初回生産限定盤) [Blu-ray] 」 と「℃-ute ラストコンサート in さいたまスーパーアリーナ ~Thank you team℃-ute~(初回生産限定盤) [Blu-ray] 」 を予約済みです。新しいライブがないのであれば、過去の記録だけでもゲットしておかないとね。
彼女らの集大成としては、この価格も仕方ないかな。Berryz工房のように、音が48kHz/24bit×5.1チャンネルならありがたいんですけど、今回も期待していいのかな?
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