ポルシェ・ケイマンのスタッドレスタイヤ
昨年は記録的な暖冬。信州や北陸、山陰でもほとんど降雪がなく、雪不足によるスキー場の倒産も相次ぎました。今年は10月に世界気象機関が、ラニーニャ現象が10年ぶりに強い勢力に発達するとの見通しを示し、日本は大雪の可能性が大ということに。もっとも、11月になって肝心のラニーニャはそれほど発達せず、11月末を迎えているわけですが……
さて、この冬は昨年同様の暖冬なのか、それとも厳冬なのか?
未来のことは分かりませんが、とりあえずうちのケイちゃんにスタッドレスタイヤをあてがう必要があります。9月に購入したポルシェ・ケイマンは純正の18インチホイールに、ポルシェ指定のコンチネンタルを履いております。F 235/40R18、R265/40R18というサイズ。このサイズのスタッドレスタイヤは非常に高そうなので、ホイールサイズを17インチに落として探してみました。
987C ケイマンの場合、17インチだと、F 205/55R17、R 235/50R17というのが標準のタイヤサイズなのですが、このサイズのスタッドレスを出しているところって、なかなかないのね。でもって、あっても高い。というわけで、F 215/50R17、R 225/50R17あたりまで広げて探してみました。
その結果、見つけたのがこちら。
【フロント】
コンチネンタル バイキングコンタクト(CVC6) 215/50R17・・・2本で 26,400円(送料無料)
【リア】
コンチネンタル バイキングコンタクト(CVC6) 235/50R17・・・1本 21,340円(送料無料)
フロントは、2本で26,400円です。しかも送料無料! 1本だと13,200円ですね。安い! 安い理由は、2018年製造のスタッドレスだから。スタッドレスは、鮮度が命!な面もありますが、この値段だと許してしまいます。
リアは、1本 21,340円(送料無料)なので、2本だと42,680円になります。こちらも値段はそこそこ高いですが、製造年は多分 2018年頃でしょうね。最新のタイヤが来るとは思えません。
とにもかくにも、前後 4本で 69,080円と7万円を切る価格で購入できました。もっとも、このあと近所のクルマ屋さんやガソリンスタンドで組み替えてもらう必要がありますから、組み替え工賃、バランス、廃タイヤ料等々で、さらに1万円少々のお金が必要になりますが。
コンチのCVC6は1世代前のスタッドレスで、今シーズンからはCVC7にモデルチェンジしています。CVC7は、3-4万円と非常に高価。というか、今年のスタッドレス、異様に値上がりしていませんか? サマータイヤよりスタッドレスは高価ですが、それにしても高すぎる……
ヨーロッパ製のスタッドレスは、日本の雪質に合わないと言われますが、普通の雪なら大丈夫なんです。でも、凍ったらダメ。ブリヂストンのブリザックやヨコハマのアイスガードは、凍結路(アイスバーン)に強いわけですね。あと、経年劣化もしにくい。数年たっても、柔らかいゴム質というのは、ブリザックやアイスガードの一番良いところでしょう。
でも、やわらかい故に、アイスバーンに強い故に、積雪していない高速道路を走ると、あるいは舗装路のカーブを曲がると、ふわふわ感や腰砕け感が強く、私は安心して走れないんですね。また、雨にも弱いです。濡れた路面でブレーキ踏んだら、ザーっと音がしてタイヤがロックしたとか、ABS効きまくりとかは、どなたも経験されているかと。
でも、コンチのCVC6は、凍結路はダメだけど、積雪していない高速道路やカーブでは、夏タイヤと変わらない性能を発揮します。ウェットにも比較的強いです。年に1回積もるかどうかの地域に住んでいるなら、これで十分でしょう、ということでコンチにしました。安い!というのが一番の理由ですけどね。
また、国産スタッドレスの速度記号Q(最高速度 160km/h)と異なり、CVC6はT(最高速度 190km/h)なので、その点でもケイマン向きかな?
ポルシェ承認の987C ケイマン用ウィンタータイヤは、「WINTER 240 SOTTOZERO SERIE II」で、速度レンジはV(最高速度 240km/h)なのですが、流石にこいつはオーバスペックな上に日本の雪にはミスマッチすぎ、さらにお高いと言うことで、コンチに落ち着きました。
タイヤが届いて、組み替えましたら、またレビューします。今年も暖冬だと無駄な投資になるわけですけども……
最近のコメント